今日のフレーズは「wiggle room」です。

 

意味:

余地、余裕、融通(交渉の余地や、考えなおす余地など)

 

最初の使用例は、「フレンズ」からです。フィービーとマイクは一緒に住むことにします。

フィービーは心の中で同棲は結婚に向かうステップだと思っていましたが、マイクには離婚歴があり、再婚する気はないとはっきり言われてしまいます。

自分もまだすぐに結婚したいというわけではなかったフィービーはそれでもいいと思って引っ越しの準備を進めますが、やはり段々と本当にまったく結婚する気はないんだろうか、自分はそれでもいいんだろうか、と考え始めます。

そしてついに引っ越し当日、やはりもう一度マイクの意思を確認しようと、マイクに本当にもう考えなおす余地はないのか、結婚する気はないのかを尋ねるシーンです。

Phoebe: Just one last time erm… the marriage thing… there’s no wiggle room? None at all?

この後結局マイクとフィービーは別れることに。フィービーが初めてきちんと付き合った相手だったのでこの時は残念でした。(デイビッドはすぐにミンスクに行ってしまったので)

 

 

次の使用例は「グレイズ・アナトミー」からです。アレルギーがあって麻酔を使えない患者の手術についての会話です。

麻酔ができないということは、人工呼吸器が使えない。

人工呼吸器が使えないということは、冠動脈バイパス手術はできないということで、選択肢がない(他の方法を用いる余地がない)という話です。

Cristina: Dr. Hahn, I know how you can do the surgery on the patient who is allergic to anesthesia.
Erica: Well, no anesthesia means no ventilator. No ventilator means no CABG. Not a whole lot of wiggle room there.

仕事でも使えそうなフレーズですね。

もう交渉の余地はないでしょうか?