今日のフレーズは[wrap one’s mind around~]です。
[wrap one’s head around~]の形もよく聞きます。
<意味>
~を理解する
~を(そういうものだと)受け入れる
私個人の経験からいうと、否定形で使用されることが圧倒的に多いように思います。
否定形じゃない場合でも、「なんとか理解しようとしている」という感じで使用されていることが多いように感じます。
<例文>
例文1は、私の大好きな海外ドラマ「Breaking Bad」のハンクのセリフです。
HANK: You know, I couldn’t agree more, guys. Gustavo Fring, blue meth…Whole thing is off-the-map nuts. I ought to be wearing a tinfoil hat, you know? Except I can’t seem to wrap my mind around this one little thing, and that is, what are Gustavo Fring’s fingerprints doing in Gale Boetticher’s apartment?
ハンクのセリフはいつもユーモアセンス抜群で、言葉遣いは汚いし下品だったりもするんだけど、いつもぷっと噴き出してしまったり、ははは、と笑ってしまうものが多いので好きです。ブレイキング・バッドを観たら、ぜひハンクのセリフに注意を払ってみていただきたいです。
2つ目の例文は、ちょっと古いですが、Netflixで久しぶりに観たので「HEROES」からクレアのセリフです。
CLAIRE: No. My dad would unspool. He’s a really simple guy. He’d never be able to wrap his mind around something like that. It would break him.
まだ、クレアが父親であるベネットの正体を知らない頃です。真面目で平凡な父親だと信じているので、自分が高いところから飛び降りて全身の骨が折れ肋骨が飛び出しても、死ぬどころかみるみるうちにケガが治り復活するところを撮ったビデオが公開されたりしても信じないし、理解できないだろうと思っています。