今回は、

結構頻繁に聞くのに辞書には載っていない表現

「(人)be動詞 a lot of things」を紹介します。

 

どういう意味か簡単に説明すると、

「主語にくる人を表現する形容詞はたくさんある」=「主語の人にはいろんな面がある」ということです。

いつものように海外ドラマから例文を紹介しますので、読んで感覚をつかんでみてください。

 

まずは、Chicago P.D.から

Halstead: What do you think? (どう思う?)

Upton: I think we keep digging like we said. If he did it, he wouldn’t have us out there risking our lives. Voight‘s a lot of things, but selfish isn’t one of them. (話した通り、捜査を続けよう。もし彼がやったのなら、私たちを危険にさらすはずはないわ。ボイトにはいろんな面があるけど、利己的ではないもの)

ここで使用されている形「OO is a lot of things, but XX isn’t one of them」は本当にすごく頻繁に聞きます。

日本語での自然な言い回しとしては

「OOは難しい人/複雑な人だけど、XXではないよ」とか、

「OOにはいろんな面があるけど、XXではないよ」みたいな感じですかね。

 

次は、Dexterからです。

Dexter: Deb, Doakes is a lot of things, but he’s not an idiot. He won’t come out of the shadows because of a grudge. (デボラ、ドークスにはいろんな面があるが、バカではない。恨みを晴らすためにわざわざ出てきたりしない)

Debra: Right. ‘Cause serial killers are so practical. (だよね。連続殺人犯は現実的だから)

Dexter: Actually, they are.(実際のところそうなんだ) 

 

次は「24ーTwenty Four」からです。

Kresge: You’ve known Sheri for a very long time. Is today indicative of how she operates? Then this shouldn’t be too much of a shock to you. (シェリーとは長い付き合いですよね。今日のことは彼女のやりそうなことですか?だとしたらあなたにとってそれほどショックは大きくないはずだ)

Mike: Sheri Palmer’s a lot of things, but a traitor to this country? I don’t believe that… What kind of communication? Phone calls?(シェリ・パーマーは難しい人だが、売国奴だって?それはあり得ないと思う。どんな通信だ?電話か?)