今回のフレーズは「have an epiphany」です。
意味:悟る、直感的に本質(真実)を理解する、ひらめく
最初の使用例は「NCIS」からです。潜入捜査中の警察官を射殺したとして、窮地に立たされたマクギー。
ギブス、トニー、アビー、ジヴァはマクギーの潔白を証明しようと必死です。そんな中、マクギーはあるひらめきを得て、早朝からアビーのラボに向かいます。
ABBY: McGee, what are you doing here so early? (マクギー、こんな早くから何やってるの?)
MCGEE: I had an epiphany. A different way of tracking the SUV.(ひらめいたんだ。SUVを追跡する別の方法があるんだ)
前日の夜には、めずらしくトニーがマクギーの家を尋ね、くだらない冗談なんかをいいながらマクギーを慰めようとしていました。
普段はマクギーを新米扱いしてからかってばかりのトニーですが、ピンチの時にはやっぱり仲間を大事に思っていることがわかり、なんだかいいなぁと思いました 🙂
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次の使用例は「デスパレートな妻たち」からです。はるか昔のこととはいえ、自分との婚約中にトムが自分の親友レネと浮気をしたことを知ったリネット。
「浮気というほどのものではない、一回こっきりだし、しかもその頃は婚約中とはいえ、喧嘩で冷却期間を置こうと離れている間だった。
自分にとっては意味のないことだ」などといろいろ言い訳するトムに対してリネットは、自分は「実家で母親が作るフリタッタを見ながら、『トムに作ってあげよう』と思い、その瞬間に「このまま別れたらトムのいない人生を歩むことになるんだ」という事実に気づいて、そんな人生は嫌だと思い結婚を決めたんだと、自分がそういう大事な決断をしていた時に、トムが浮気をしていたという事実がつらいのだ」と告白するシーンです。
ちょっと長いですが、いいシーンなのでそのまま引用します。Youtube 動画もあったので音声も聞いてみてください。
Tom: It wasn’t an affair. It was completely meaningless.
Lynette: It was after we were engaged.
Tom: No, we had broken up, remember?
Lynette: No, no. We were taking a break, remember? Yes, we were fighting constantly, so we decided to spend some time apart to decide whether we were gonna get married or split up.
Tom: Right.
Lynette: So I went to my mom’s house to think about it. And I will never forget this.
I was sitting in the kitchen, my mom was making a frittata, and I thought, “Oh! I should make that for Tom.” And then it hit me, there might be no Tom. I might never see you again. And I had an epiphany. I didn’t want a life without you in it. Yeah, I was at a crossroads, and I chose the path that included you. And you know what kills me? While I was making that decision, you were off sleeping with my best friend.
このシーンの前までは、コミカルな復讐シーンが多くて、リネットがトムのズボンの縫い目をほどいておいて、かがんだらズボンが破れるようにしておいたり、ピーナツバターを階段に塗って転ばしたり、本気でトムに怒っているのかふざけているのかわかりかねましたが、このシーンを見て、どれだけリネットが傷ついているのかわかり、見ていて悲しかったです。