こんにちは。

日本語には、磨けば光りそうな人や、やりようによってはすごく良くなりそうなものを表現する時に「ダイヤの原石」という言い方をしますよね。

英語にも全く同じ表現があるので、今日はそれを紹介します。

 

今日のフレーズは「diamond in the rough」です。

 

意味:ダイヤの原石のように磨けば光る秘めた素質があるもの(人)

 

今日の使用例は2つとも「デスパレートな妻たち」からです。

ブリーの再婚相手オーソンには手強い母親がいます。

その母親が住むところをなくし、ブリーとオーソンの家に居候することに。

日々ストレスが溜まるオーソンは早く追い出したいと、イーディにお願いして家を探してもらいます。

ブリーは義理のお母さんを追い出すのはあまり気が進みません。

これは、イーディが候補の家を見せてくれている場面です。

 

Edie: Now this place is a real diamond in the rough. Cozy little two-bedroom plus den, with a highly motivated seller.(この物件はまさにダイヤの原石よ。居心地のいいベッドルームが2つに書斎があるし、売り手は売る気満々)

Bree: Oh, look, a highly motivated cockroach.(あら見て、やる気満々のゴキブリがいるわ)

Edie: Let’s try to be positive, people. Fabulous location. Just walking distance to all sorts of fun shops. (前向きに考えてちょうだい。すばらしい立地だし、歩いて行ける距離にいろんなお店があるのよ)

 

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刑務所から出てきたガブリエルの夫カルロスはすっかり改心し、教会やチャリティーのために忙しい日々を過ごしています。

それが気に入らないガブリエルは、カルロスと一緒に活動をしているシスター・メアリーに、「日常生活に戻りたい。そのためには、カルロスにいつまでも教会やチャリティー活動に勤しんでいてもらっては困る。だからカルロスを活動に誘わないでほしい」と伝えます。

するとシスター・メアリーは「いやよ」と答えます。

これはそのあとの会話です。

 

Sister Mary: I said no.(「いやよ」と言ったのよ)

Gabrielle: I know what you said. I’m wondering why you said it.(何て言ったかはわかってる。なぜ言ったのかが気になるけどね)

Sister Mary: Carlos is a diamond in the rough, a flawed man to be sure, but someone who is desperately searching for something to believe in. To satisfy your materialism, he ended up breaking the law. To deal with your adultery, he resorted to assault. As long as he’s with you, he will never find what he’s looking for.(カルロスはダイヤの原石よ。もちろん欠点もある人だけど、信じるものを必死に探しているわ。あなたの物欲を満たすために彼は法律を破ることになった。あなたの不倫に対処するために彼は暴行に及んだ。あなたと一緒にいる限り、彼は自分が探しているものを見つけることはできないでしょう)