今日のフレーズは「take a shine to ~」です。

意味:~を(ひとめで)気に入る、~にひとめぼれする

 

ひとめぼれする」というと「fall in love at first sight」が最初に浮かぶかもしれませんが、一つの言い回しに固執せずにいろんな表現ができるようになるといいですね。

今回の使用例は「キャッスル」からです。ウィンストン・ウェルスリーという大金持ちのところに、殺された女性オリビアについて質問しに行った際の会話です。

Beckett: Could you tell us about the kind of relationship you had with her, Mr. Wellesley? Was the reunion the first time that you two met?(ウェルスリーさん、彼女との関係について聞かせていただけますか。家族会で初めて会ったんですか?)


Winston Wellesley: Actually, I believe I met Olivia at a cocktail party a few weeks before that. Was it MoMA? I don’t recall. Anyway, I took a shine to her. Charming. Ambitious. Rough around the edges, but I felt I could mentor her.(実はオリビアと会ったのはその2週間ほど前で、たしかカクテルパーティだったと思う。MoMAが会場だったかな。はっきり覚えていないが。とにかく、一目で気に入ってしまった。魅力的で、野心家だった。洗練されてはいなかったけど、支援してあげようという気になった)

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次の例は「NCIS」からです。組織を裏切ってFBIの証人として保護を受けるはずだった犯罪者が殺され、海軍兵士がその巻き沿いをくったことでFBIとNCISが共同で捜査を進めていると、重要な鍵を握る人物として、NCISでポリグラフ(うそ発見器)の専門家として働いているスーザンが浮かび上がります。

彼女は外部組織でもポリグラフ専門家として副業をしており、勤務先が事件に関わっている可能性があることがわかります。聞き込みのために会社の前でスーザンと話していると、突然会社が爆破され、外にいたスーザン以外の社員全員が死亡してしまいます。

彼女は以前マクギーに好意を寄せていて、マクギーに彼女がいるかを探るためにポリグラフの再検査をさせてことがあるので、彼女を安心させるためにマクギーに話をさせますが有益な情報は得られません。

捜査が進むうちに、死体の数と社員の数が合わないことから、スーザンの他にも生き残っている人が1人いることがわかります。爆破のせいで身元確認が難しく、生き残った人が誰かがなかなかわからない状態です。

フォーネル、ギブス、ヴァンス、アビー、ダッキー、ジヴァ、トニーがそんな状況について話をしているところです。

Abby: Well, wouldn’t Susan know? She was there, right? Are you guys sure that we can trust her, because I am not.(スーザンは知らないわけ?現場にいたんでしょ?彼女のこと信じられると思う?ってか私は信じてないわよ)

Ducky: And why, may I ask, is that?(それはどうしてかな?)

Tony: C’mon, Ducky. Everyone knows that Susan’s taken a little shine to McGee.(わかるだろ、ダッキー、みんなが知ってるとおり、スーザンはマクギーのことお気に入りだからさ)

Abby: That has nothing to do with it. McGee, he’s a capable investigator, but when it comes to matters of the heart he can be a bit… naive.(それは関係ないわ。マクギーは有能な捜査官だけど、恋愛となると、ちょっとウブなとこがあるから)

Ziva: Are you… talking from experience?(それは・・・経験から言ってるの?)

Abby: That’s classified. Just think about his last girlfriend. She tried to kill him!(それは秘密。最後の彼女を思い出してよ。マクギーのこと殺そうとしたでしょ!)